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父からの手紙

まだ父と母が若く、戦争という恐ろしいものが日本にもあったころのこと。

召集令状が届いた父は手も握ったことのない母へ、汽車の窓から手を握り(まるで歌の文句のようだが)、一通の手紙を渡したそうだ。

すずらんの君が面影千代までも

つつがなかれと心で祈る

このうたの中には母の名前が含まれている。この手紙を手渡しながら、再び生きて会えることはないだろうと、戦地に赴いたそうだ。

それが、終戦後会うどころが、結婚をして子供も生まれ、母の死の間際まで一緒にいることになった。

父は今年93歳。母との思い出を嬉しそうに話す父がかわいいなと思う反面、まさかそろそろお迎えが来ているわけではないよなと不安にもなった。

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